フィリップモリス(PM)が急落中、配当利回り5%に達して投資妙味はあるか

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2018年1~3月期決算を受け、株価16%下落のフィリップ・モリスは買付候補か

初めまして、いつもブログ楽しみに拝見させていただいております。私は、現在社会人2年目の24歳のサラリーマンとして豚舎に勤めております。

アーリーリタイアの手段として、複数の収入チャネルを築きたいという考えのもと辿り着いたのが米国株投資であり、こちらのブログでした。様々な投資方法を模索した結果、米国株はじめとした高配当銘柄への配当再投資戦略を始めたいです。
現在、私は金融資産(主に貯金)が200万円程度で、毎月の手取り給与が約16万円です。また、副収入として毎月最低でも給与とは別に10万円確保できる収入源を保持しております。私の考えとしては給与収入を断続的に株式投資に充てて行きたいと考えております。

そこで、現時点で、三菱サラリーマンさんが考えておられる初期資本を投下する先としてふさわしい(投資妙味のある)銘柄があれば教えていただきたいです。直近の決算報告によるとPMが大幅に下落しておりましたので、PMが第一候補として上がっているのですがいかがでしょうか。

よろしくお願いいたします。

日立サラリーマン

豚舎2年目の日立サラリーマンさん、こんにちは。

ご連絡頂き誠にありがとうございます。社会人2年目から収入の複線化を目指しているとのこと、既に給与とは別に10万円の副収入があるとのこと、素敵です。これからは企業からの給与だけに依存しない若者が増えていきそうです。企業にも危機意識が生まれて好循環になれば良いですね。

さて、PMを買付第一候補として投資妙味があるかに関してですが、まずPM自体は莫大なフリーキャッシュフローを過去安定的に創出していますから、過去から帰納的に判断すれば魅力的な銘柄であることには変わりありません。

【PM】キャッシュフロー推移(過去10年)

株価が高くて今まで手が出ませんでしたが、あくまで個人的な独断と偏見では、2018年4月24日時点で、十分に買付候補になり得る状態です。

ただ80ドル割れぐらいまでじっくり待っても全然良いと思ってます。

【PM】フィリップ・モリスの2018年1~3月期決算内容

決算内容を振り返ると、売上高は前年同期比14%増(約7,400億円)も市場予想を下回りました。加熱式たばこ「アイコス」の日本での販売が鈍化したのが主因です。紙巻たばこからのシフトが難航することが予想され、投資家に嫌気されました。

純利益は2%減の約1,700億円でした。4月19日の株価下落幅は過去10年で最大でした。健康志向の高まりで世界的に紙巻たばこ離れが広がり、数量減少を値上げで補う構図が続いていたところ、有害物質が軽減できる加熱式たばこが登場し、期待を一身に背負っていましたが、日本の喫煙者の4割を占める50歳以上の世代に加熱式たばこが広がっていないことが指摘されており伸びは鈍化、その期待が剥落した格好です。

同社は直近の下落局面までは非常に好調で株価が120ドルに達する時期もあったのは、日本でアイコスの全国展開で先行し、売上が非常に好調だったからでしょう。現在は、ブリティッシュアメリカンタバコのグローやJTのプルームテックに競合として投入されていますから、競争は激しくなっています。

【PM】フィリップ・モリスの株価推移

では、フィリップ・モリスの5年チャートを見てみましょう。

【PM】株価推移(5年)  出所:Yahoo! Finance

基本的に私は逆張りを選好していることもあり、米国株では2年チャートか5年チャートで安値付近で買いたいと思ってます。現時点で直近5年間では安値圏まで来ていますね。

チャート的にも買いたくなる水準です。

【PM】リスク要因があるからこそ、投資妙味高まるか

十分買付候補になり得る一方、リスクフリーレートである米長期金利も直近上昇傾向にありますから、高配当株には逆風となります。ゆえに、そういった意味でも更なる下落余地があることは留意しておいた方が良いでしょう。

また、フィリップ・モリスは配当性向が既に高水準で、増配余地が乏しいことも留意する必要があります。同じたばこ銘柄でもアルトリアグループやブリティッシュアメリカンタバコの方が増配余地はあります。

更にリスクとしては、ESG投資の観点から言えば、基本的にタバコ銘柄はESGの趣旨にそぐわないでしょうし、機関投資家のESGの重視度合いは時を経るにつれ強まっています。

一方で、フィリップ・モリスがなぜジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」で高パフォーマンスが示されたかと言えば、やはりその収益力が高いにも関わらず、当時は「銘柄に対する期待値が低かったから」というのが重要な因子だと思います。

皆が見向きもしない時に投資するからこそ、投資妙味が結果的に高まることはあります。一方で、それが将来に対する判断ミスであることもあり得ます。要はここをどう見極めるかですが、そこは個人的な嗜好や判断に左右され、確証は持てないです。持てないからこそ、それがリスクであり、更にリターンとも併存しているわけですね。

今月の他の買付候補

ちなみに私は今月の他の買付候補としては、優先順位順に以下を考えてます。

  1. 【WBK】ウエストパック銀行(豪)
  2. 【BTI】ブリティッシュアメリカンタバコ(英)
  3. 【MO】アルトリア・グループ(米)
  4. 【ENB】エンブリッジ(カナダ)

上述銘柄は全てSBI証券で購入可能な銘柄です。

ウエストパック銀行は現状配当利回りが6.5%ですから、やはり一番買いたくなる水準です。

各銘柄につき、銘柄分析をしているので、よかったらご覧ください。

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Best wishes to everyone!

ポートフォリオはこんな感じで組んでいます。主力銘柄は長期投資足り得る銘柄で組んでいるつもりです。

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タバコ広告でたどるアメリカ喫煙論争 (叢書インテグラーレ)

コメント

  1. 日立サラリーマン より:

    早速のご回答ありがとうございました。記事にまでしていただいて驚いている次第です。
    さて、本題についてですが、株価ばかりに注目してしまい配当性向までみておらず、財務諸表の見方、知識が不足しており、さらなる精進をしたい所存です。また、本記事に明記してだいておられる銘柄についても自分なりに考察して選択肢に加えたいと思います。

    私のような株式投資初心者のコメントを取り上げていただいて本当にありがとうございました。三菱サラリーマンさんは数ある米国株ブロガーの中でも私にとって、バイブル的な存在です。これからも株式投資のみならず、ライフハックのような記事なども楽しみにしており、三菱サラリーマンの益々の発展を期待しております。