【高配当ADR】 英石油メジャーBPをNISAで180株、新規購入!

配当利回り約6%のBPを新規購入!

2017年末に2018年NISA枠を80万円分用いて、英石油メジャーBP(British Petroleum)を新規購入しました。

世の大きな流れとしては、石炭火力・石油の世紀が終わり、今後は再生可能エネルギーが主流になっていくことが予想されます。

世界最大の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金(GPEG)は、石油関連株として、従前、以下株式を保有していました。

  • XOM(エクソン・モービル)   :28億ドル分
  • BP               :30億ドル分
  • RDSA/B(ロイヤルダッチ・シェル):37億ドル分

しかし、同年金基金は、石油・ガス関連株への投資をやめる方針を打ち出しており、「あくまでリスクの分散」としつつも売却に動いています。

一方で、足元では原油の過剰在庫は減少傾向、シェール生産の目安となる米石油掘削装置リグ稼働数は750程度で横ばい(ベーカー・ヒューズ社発表の下図リグ数推移ご参照)です。

原油価格(WTI先物)は以下の通り反発を示現。60ドルを超え、底値の倍以上の価格に。

堅調な原油価格に呼応し、エネルギー株は持ち直しています。

日本エネルギー経済研究所は、18年予測として、「米国の軽油やジェット燃料需要が底堅く推移し、世界の石油需給は、ほぼ均衡。」としています。

と、つらつら書き連ねましたが、なんだかんだ私にとって、BPはやはり高配当である点が魅力的です。

よって当面は80万円分のみの投資とします。

ただ高配当である背景には、同業界のXOMやRDSBと比べ、負債レバレッジ比率が高いことや、漏油事故の支払い負担に起因する同業他社より弱いキャッシュフロー創出力の反映も一因と思ってます。

BPのキャッシュフローに注目

2017年3Q時点でのBPのキャッシュフローと手持ち現金額は以下の通りです。

BP、やたら現金あります。

258億ドルですから日本円にして約3兆円です。過去の漏油事故関連のキャッシュアウトに備えているのでしょうか。とはいえ、そもそも同社の負債は多く、657億ドルあります。

よってネット負債比率は28.8%と同業他社より高いです。(エクソンは16.6%)

2017年度3Q時点でフリーキャッシュフローが黒字になっています。今期は原油価格が更に上昇基調ですから、4Qもほぼ確実に黒字が見込めます。

ちなみにDeepwater Horizon漏油事故関連のキャッシュアウトにより、営業キャッシュフローが49億ドル毀損していますから、それを仮に除外すると179億ドルの営業CFが創出でき、配当支払に充てるキャッシュフローも充足できたことになります。

過去漏油事故の時に減配していますが、それ以降はフリーキャッシュフローが赤字になろうとも配当を維持しているので、今後も同社の株主還元姿勢に期待したいところです。

エクソン・モービルのキャッシュフローと比較

参考までに同業他社の雄、エクソン・モービル(XOM)の2017年3Q時点のキャッシュフローと比較してみましょう。

さすがエクソンモービル。

営業CFは226.6億ドル高水準です。昨今の市況低迷時に投資CFは従前より抑えています。

3Q時点までではありますが、配当支払をまかなうだけのフリーキャッシュフローを確保しています。配当は引き続き安泰でしょう。来期もエクソンは増配が期待できます。

BPのキャッシュフロー、及び同業他社とのキャッシュフロー比較を行いました。

目下の同業における安定度で言えば、やはりエクソン・モービル(XOM)の右に出るものはいないでしょう。とはいえ配当利回り6%弱で配当の二重課税のないADRですから、NISAでの投資によりまるまる配当が非課税となるのは、無類の高配当好きとしては垂涎ものです。

今回の投資により、2018年の受取配当金は4.5万円ほど増える見込みです。税引後年間受取配当金の140万円超えが射程圏内に入ってきました。

ちなみに私は、NISAはつみたてNISAではなく従来のNISAを継続しています。非課税期間20年間と長いつみたてNISAの方が長期的に見れば、非課税額が大きくなるそうですが、個人的な嗜好として若年期のキャッシュフローを最大化したいので、現行継続としています。

この辺は個人の嗜好が分かれそうですね。各人の事情・状況に見合った取捨選択をしていけば良いのではないでしょうか。

Best wishes to everyone!

エクソン・モービル(XOM)にも投資しています。

【XOM】エクソンモービルのEPS・配当・株価の推移。36年連続増配の高配当株!
【XOM】1株あたりの純利益(EPS)、配当(DPS)の推移 赤:EPS(1株あたり純利益、GAAPベース) 青:DPS...

再生可能エネルギーも扱うナショナル・グリッド(NGG)にも投資しています。

【NGG】ナショナル・グリッドは業績安定・高配当の英国電力会社
【NGG】ナショナルグリッドは業績安定・高配当・配当成長株 まず、ナショナルグリッドの特徴を簡潔にまとめると以下の通りです。 ...


結局、世界は「石油」で動いている (青春新書インテリジェンス)