今、米国株がバブルなのかという議論にはあまり興味がない理由

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不確実・不透明な事象に断言できる?

今の米国株がバブルかどうか、という議論についてはあまり興味がないというか、あまりそこに時間を割いても果たしてどうなんだろうという個人的な感覚です。

(バブルかどうかの議論を否定するものではありません。人それぞれの考え方は非人道的なものでない限りは否定される必然性はないからです)

というのも、結局バブルかどうかを正確に読み切るのは困難と思っているからです。

ジム・ロジャースやジョージ・ソロスも、天井のタイミングを間違えています。今がバブルかどうか断言するのは困難です。

もちろん、CAPEレシオで見れば十分に今のNYダウは割高とも言えるでしょうし、PERを見ても割高と言えるでしょう。ではそれを以てバブルなのかという議論は高名な方々に委ねるとしまして、個人的には正直どちらでもよいと思っています。

と、こういった記事を書く人が現れるということ自体がバブルだ、という意見はあるでしょう笑

バブルかどうかよりもっと確実なことがある

ただ一つ確実性の高いことがあるとすれば、「サラリーマンをしている限りは定期的なキャッシュフローがある」ということです。

そして、「定期的なキャッシュフローがある」ということは、「定期的に買い増しできる」ということです。更には「定期的に配当収入がある」ということは、「定期的に買い増しできる」ということです。

そして更に言えば、「定期的に買い増しを行う」ということは、「定期的に配当収入の積み増しが見込める」ということになります。

そして更に付言すれば、「定期的に配当収入の積み増しが見込める」ということは、「定期的に買い増しを行う」余地が更に増えるということです。

「定期的に買い増しを行う余地が更に増える」ということは、(以下略)

よって、

  1. 「今がバブルなのかどうなのか」、あるいは「いつバブルが崩壊するのか」を逡巡し、株式の買付を控えることによる機会損失
  2. 「実際に株価が暴落し、うまい具合に多額の資金で拾う」為に多額のキャッシュを保持しておき、実際にその通りに拾えるという前提で買付を行わない

この「①と②の行動のどちらに個人的に価値を置くのか、重きを置くのか」という整理になります。

この①と②のどちらが優位になるのかは、「時期」と②の実現可能性によるので何とも言えません。

それは個人の力量や運も多分に左右する領域かと思います。個人的には不確実な事象をあれこれ考えるよりも、確実性の高いことに依拠してそれを淡々と繰り返す、という行動がしっくり来るということです。

まとめ

投資行動における指針や原則は各々の経済事情や人生観によって決定されるものでしょう。各々の事情に応じて最適な答えは変わってきます。千差万別です。

正しいか正しくないかという尺度で測られるモノでもないし、良いか悪いかで測られるモノでもないと思います。

なんだか哲学的な議論になってしまいそうですが、特に若年期においては、事象を測る尺度が「良いか悪いか」「正しいか正しくないか」になってしまいがちだと思います。

でもそれってさもすれば狭小な結論にたどり着きかねないので、そういった尺度で以て無意識に断を下すということは厳に慎みたいと思っています。

みんな違っててそれで良いのです。

Best wishes to everyone!

(2018年2月1日 追記)

結局この記事を執筆した後も、NYダウは右肩上がりのチャートを描いており、高値警戒感から購入を渋っていれば大きな機会損失を被ったことになります。

やはり私のように目的に切迫性があって資産形成を行う場合は、毎月決まった額、例えば給与収入の8割を株式市場に投じ続けることが、有力な一案だと考えます。

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公開日:2017年6月27日