ウエストパック銀行【WBK】は配当6%の高配当豪州銀行

【WBK】ウエストパック銀行とは?

日本でいうメガバンクのような位置づけです。

オーストラリアの四大市中銀行(ナショナルオーストラリア銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行、オーストラリア・ニュージーランド銀行)の一つで、本店はシドニー。

1817年設立のニューサウスウエールズ銀行に起源を持つのでちょうど200年の歴史を持つことになります。

豪州以外にもNZ、フィジー、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツ、シンガポール、香港、中国、インドネシア等に展開しています。

世界有力企業ランキング76位(Forbes)

日本人には馴染みのない同社ですが、実はForbesから2017年に発表された世界有力企業ランキングでは以下の通り、米ボーイングやホンダと肩を並べています。

【WBK】ウエストパック銀行の業績

1株あたりの純利益(EPS)、配当(DPS)、フリーキャッシュフロー(FCFps)の推移

EPSは漸増しており、安定的にDPSを上回っており、OK。

一方でフリーキャッシュフローは不安定です。銀行業は有価証券の取得・売却・償還などでキャッシュフローがある程度ブレるのは業態ゆえの特徴と言えるでしょう。

安定した豪州経済と歩を合わせながら安定した業績推移に期待したいと思います。

配当と配当性向

単位は豪ドルです。配当性向は70~80%で推移しています。

既に5~6%を超える相当な高配当ですが、基本的に増配傾向にあり、魅力的です。

増配率の推移

先述の通り基本的に増配傾向です。増配率には波がありますね。

次は豪州自体のマクロ経済データに焦点をあてます。

実はすごい、豪州経済は不況知らず

2017年4~6月期のオーストラリア国内総生産(GDP,季節調整済)は実質で前期比0.8%となり、これで104四半期(26年)景気後退していないということになり、オランダの世界最長記録を更新しました。

人口増に支えられた堅調な経済

オーストラリアの人口推移(出所:国連)

上図の通り移民流入による人口増が経済成長に寄与しています。やはり経済の総体的な力強さというのは人口増が基盤となります。

先進国の経済成長率(出所:JP Morgan Guide to the Markets)

2012-2018年の先進各国GDP成長率です。

他の先進国と比べても、豪州の堅調さは一目瞭然。

2018年にかけて経済成長率は年3%程度に加速するとの見方が豪中銀より示されており、WBKもこの力強い豪州経済を反映した業績推移となることが期待されます。

各国・地域の株式予想配当利回り 2018年(出所:JP Morgan Guide to the Markets)

上図の通り、豪州株式全体として配当利回りは高い傾向があるようですね。

豪州の政策金利は未だ下げ余地あり、銀行の収益の源泉となる利ざやは確保可能

上図は先進各国の2011~2018年における政策金利の推移です。

オーストラリアは先進国で数少ない、非伝統的な金融緩和に頼らずに経済運営がなされている国でもあります。

政策金利は日米欧など他の先進国より高く、銀行の伝統的収益源となる貸し出し利ざやは確保可能な状況です。豪州の銀行においては貸し出し利ざやの縮小による本業での収益性低下リスクは他国よりは相対的に低いと言ってよいでしょう。

【WBK】権利落ち日・配当支払い日・配当額

WBKは1月・7月の半期配当ですね。

【WBK】ウエストパック銀行の株価推移(10年間)

10年前と株価水準は同じです。しかし配当が6%前後あります。10年間で60%のインカムゲインを得られるので私にとっては十分です。

もう一段下がれば買い増したいところです。

(追記/2017.11.27)

23ドル台までやっと落ちてきました。

もう一段の下押しを期待したいところです。

22ドル台まで来れば400株ほど買い増ししたいところです。

WBKはADR(米国預託証券)としてNYSEに上場

ADR(米国預託証券)とは、American Depositry Receiptの略称。もともと米国の投資家向けに米国以外の企業に自国通貨(ドル建て)で投資できるように作られたもの。外国企業の株式を信託銀行などの預託機関(シティバンク、ドイツ銀行、JPモルガン等)に預け、これを担保にADRという証券を発行し、通常の米国株式と同様に米国市場で売買可能に。

我々も今や日本の証券会社から米国市場へのアクセスは容易になっているので、米国市場のADRを通じて、英国や豪州などの企業に投資できるわけです。

そしてWBKはADRであり、米国での税金が課税されない為、日本の源泉徴収約20%さえ払えば良いので、日本の個人投資家にとっては米国で二重課税される米国本土企業の銘柄に比べて旨味があります。

確定申告で二重課税分は取り戻すことができますが、セミリタイア後の確定申告による国民健康保険料等のコストアップを考慮すると、やはりADRという税制面でメリットのある企業は魅力的なのです。

これからも倹約ライフを通じて給与の8割を断続的に株式市場に投下していきます。

Best wishes to everyone!

WBKが利ザヤ縮小により、株価が下落していることに関して詳述したものです。配当利回りは7%に達しています。

【WBK】ウエストパック銀行は利ざや縮小で株価下落、配当利回りは7%へ
【WBK】ウエストパック銀行の下落要因は利ざや縮小懸念か WBKの現状(株価下落)や見解についてご質問を頂いたので、弊方なりに分析...

同じくADRの英国電力・ガス会社NGG(ナショナル・グリッド)の紹介記事です。

【NGG】ナショナル・グリッドは業績安定・高配当の英国電力会社
【NGG】ナショナルグリッドは業績安定・高配当・配当成長株 まず、ナショナルグリッドの特徴を簡潔にまとめると以下の通りです。 ...

同じくADRの英国製薬会社GSK(グラクソ・スミスクライン)の紹介記事です。

【GSK】グラクソスミスクラインのEPS・配当・株価の推移 & 配当金を受け取りました。
GSKから四半期配当を受け取りました 1株あたりの配当 :0.571154ドル 所有株数    :30株 直近配当利回り ...

コメント

  1. […] 銘柄分析については自身でも記事にしたいと思いますが、今回は横着して三菱サラリーマンさんやHiroさんの記事を拝借いたします。 […]