【体験談】中国語を半年でマスターする方法【留学】

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6か月でネイティブに間違われるレベルに到達できた語学習得法

中国語を習得(半年以内にHSK最高級取得)した経緯について書きたいと思います。

私が実際に北京大学に留学した際に実践した語学習得方法を挙げていきます。

この方法を実践した結果、中国人と話していても、相手に中国人だと思われたまま会話が続き、相手に「日本人です」と告げても信じてもらえない水準に達しました。

留学期間を伝えても「その期間で達するはずがない」と信じてもらえませんでした。

以下の方法は、自分の経験に基づいて絶対的な自信を持っておすすめできる方法です。

必ず半年で中国語をモノにしなければならなかった

それではまず私が、最初の半年で何が何でも準ネイティブレベル以上に到達しなければならなかった理由について触れておきたいと思います。

それは、経済的な理由があったからです。

私は留学を志した時に既に大学の交換留学の申請締め切りは過ぎていました。ですのでまた1年待つ必要があったのですが、そんな1年も待てないので、北京に飛んで大学の教授と面談を行いカタコトの中国語で留学したい旨をとにかく伝え、推薦状を書いてもらうことに。

なので、一般的な交換留学ではなく、大学を休学しての自費留学という方式になりました。

そしてこの自費留学というのが厄介で、当時は休学期間でも学費を納める必要がありました。(現在は不要のようです)

そして、留学先の大学で法学部や経済学部の単位を取得すれば、その学費が半額になるというものでした。

何が何でも留学の前半の半年で中国語をマスターし、半年後に学部に入学して単位を取る必要が生じました。

私は経済学部で経済に興味があったので、北京大学経済学院の単位を取ることが目標となりました。具体的には貨幣経済学や国際投資学、世界経済概論等々の単位です。

かくして何が何でも半年で語学をある程度マスターするという必要性が生じたわけです。さもないと、後半の半年で経済学の単位が取れません。

では、実際に日々試行錯誤しながら行った習得方法に移りたいと思います。

①とにかく話しかけまくる

それは、とにかく知らない人だろうが誰だろうが話しかけまくることです。

もうひたすらひたすら電子辞書片手に日々話しかけまくる。

もう本当に本当に話しかけまくる。

恥ずかしいとかそんなこと言ってる場合ではなく、もう本当に老若男女問わず話しかけまくる。(実際には異性が多かった可能性もありますが)とにかく話しかけまくる。

幸い中国人(上海人はやや異なる傾向)は大多数が相当フランクで、フレンドリーで、良い意味で適当です。なので、結構そのまま仲良くなって、そのまま飲みに行ったこともありました。

②わからない単語がわかるまで、会話を進めない

そして話をしているうちにわからなかった単語が出て来たら必ずそのままにせず、もはや話している相手の話を途中で遮ってまで、どういう意味なのか自分で辞書で調べて理解できるまで徹底的に聞く。 

よく分からないまま笑ってすませる人がいますがもったいないです!

もうそれは本当に本当に理解できるまで徹底的に聞きます。

これを実践すれば半年あればかなりのレベルに達することができると自身の経験上、断言出来ます。

③相互学習のパートナーを作る

ちなみに、私が北京に降り立ってまずしたこと、それは大学内で話しかけまくて相互学習のパートナーを見つけることです。

あくまで目的はお互いの言語の相互学習・文化交流です。言語だけ習得するのではなく、相手国の文化や風土まで解することで、理解は深まります。

まず私は、北京大学のキャンパス内で最も人通りが多い道端に陣取り、感じの良い人が通ったら片っ端から話しかけていました

目的はもちろん文化交流もありますが、そこで相互学習パートナーを複数人確保しておきたかったのです。

たとえば、7人いれば日替わりで毎日相互学習しながら語学習得にもなるわけです。こうして素晴らしい留学ライフが始まるわけです。

相互学習とは、こちらが日本語を教えるからそちらも中国語を教えて、というものです。

意外かもしれませんが、中国の方は途中から日本語そっちのけで中国語だけ教えてくれる人ばかりでした。本当に有難かったです。

メディアを通して見る中国像とはいささか異なるのではないでしょうか。たまたま私が知り合った人がそうだっただけなのか、何なのかわかりませんが利己的ではなく利他的な方々も多かったです。

とにかく、来る日も来る日も、北京大学の最初の半年の中国語の授業が終わり次第、

  • 学生寮の警備員のにいちゃんたち
  • 北京大学の食堂でランチしてる女子
  • バスに座ってるおばちゃん
  • 学生寮の掃除のおばちゃん
  • 家電製品を売っている販売員
  • 百貨店で化粧品を売る販売員
  • 道端で休憩してる工事労働者
  • 北京大学の門衛たち
  • 羊肉串を売るおっちゃん
  • KTV嬢
  • はたまたテント生活をしているホームレスまで、

それはもう様々な人に話しかけまくりました。

ちなみに販売員さんは、お世話になりました。なぜなら、その人達は商品を売りたいわけです。

ですから、こちらから主体的に動かなくても、商品の説明や効能を話すなど会話ネタはいくらでもあります。

もちろん分からない単語が出てきたら都度相手の話を遮って理解するまで徹底的に聞きます。

あと中国語は多様な人と話すことも重要です。なぜかと言えば国土が広い分、訛りも人によって相当変わります。なので色んな人の中国語に触れて色んな訛りに慣れておく必要があります。

とにかく、このように色んな人と話をして、どんどん仲良くなっていくうちに、中国語のレベルもどんどん上がっていきました。

その結果、留学して半年で北京大学に在籍する留学生の中で中国語試験成績トップの点数を獲得しました。

「こんなに早く上達した外国人は貴方が初めてです」by 北京大教授

これは、少し自信にもなりました。

④彼氏・彼女を作る

あとはやっぱり一般的に言えば彼女を作ることでしょうか。

留学して3週間目、最初は中国語レベルが低すぎて相手に告白されていることに気がつかず、表面的な意味だけの理解に留まって帰り道に告白されていたことに気づく始末、なんてこともありました。

最初はどうしても日本語を中国語に変換して話をして、相手から話された中国語を日本語に変換して理解する、というワンプロセス挟むことになります。

しかしこれではいつまで経っても打てば響くようなコミュニケーションは取れません。

とにかく日本語を忘れるぐらい日本語を介在させないように心がけます。

心がけて出来るようになることでもないので、やはり来る日も来る日も中国語を覚えまくるしかありません。

時に上達の実感が湧かず、やるせなくなる時があっても学習を続けるしかありません。

あと中国人は成語(日本語で言うことわざ)や慣用句が好きです。この教材なんか結構オススメです。

成語を覚えれば、印象は遥かに良くなります。オススメです。

まとめ

さて、まとめると以下のようになります。

  1. ひたすら人に話しかけまくる
  2. 分からない単語があれば話を遮ってまで止めて、分かるまで話を進めない
  3. 相互学習パートナーを作る
  4. 彼氏・彼女を作る

あと、可能な限り日本語を頭の中に介在させないことですね。

以上の方法であれば、経験上、語学は短期間でマスター出来ます。

①はある程度お国柄や国民性も成否に関係してくるかもしれません。

要は短期間で死ぬほど集中すれば、語学は習得可能です。必死にやってみてください。

就活で尽く内定を獲得できたのは、間違いなく濃密な留学ライフのおかげです。

面接はほとんど留学のこと話してました。学生さんたちは絶対に日本から出て海外を知るべき。

それも、通り一遍の浅い留学ではなく、現地の人と深い付き合いをすることで文化や歴史も学んだ上で語学も習得するというディープな留学をおすすめします。

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「社会人」に一休み、中国留学してみれば―暮し、学び、旅した2年半

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公開日:2017年5月14日

コメント

  1. arowana より:

    すごいガッツと行動力だね。
    尊敬する。
    一足早くセミリタイヤ生活を送る、年上の同じ大学の同窓より。

    • TON より:

      コメントありがとうございます。
      いえいえ、もうアナルに火が付いてたので必死でした笑
      既にセミリタイア達成されている先輩とは、、尊敬するのは私の方です、羨ましい限りであります。。!!

  2. 石堂翔大 より:

    突然失礼します。
    現在大学2年生で、休学して北京大学への語学留学を考えています。
    詳しくお話お伺いさせていただきたいです。